high-performance temperature-controlled packaging systems

Watergel と PCM ブリケット:コールドチェーンに最適なクーラントの選び方

温度管理が必要な製品を輸送する際、冷却要素(「ブリケット」)の選択は、製品の品質保持において最も重要なポイントです。一般的な Watergel を使うべきか、それとも高度な PCM(相変化材料) を使うべきか?

EMBALL’ISO は、お客様の物流ニーズに最適なソリューション選定をサポートします。

Watergel ブリケットは 0°C で冷気を放出し、短距離・短時間のシンプルな輸送に最適です。一方、PCM(相変化材料) は 48時間を超える輸送に優れた性能を発揮します。PCM は 「モノコンフィギュレーション」(年間を通して同じ梱包手順) や 「サーマルハイバネーション」(目標温度を一定に維持する機能) を備えており、製品を凍結させるリスクなしに安定した温度を保持できます。

1. 2種類の主要なクーラントを理解する

断熱包装で使用される長時間保冷用の冷却要素には、主に次の2種類があります:

  • Watergel ブリケット(ユーテクティックジェル): 最も一般的なタイプで、水を凍結または冷却し、融解時に冷気を放出して温度を維持します。
  • PCM(相変化材料)ブリケット:高度な材料で、特定の温度で固化または液化します。 この「相変化」の過程でエネルギーを吸収または放出するため、一定の温度を保ちながら 製品を正確に保護します。


注意:どちらのタイプも、性能を保証するために 厳格な事前調温プロトコル(定められた冷凍・冷蔵時間) が必要です。

2. 水系クーラントを使用する際の課題

経済的ではありますが、水系 Watergel は 0°C で冷気を放出するため、以下のような大きな物流上の制約が生じます:

  • 季節調整が必要:外気温(夏用プロファイル/冬用プロファイル)に応じて、ブリケットの数量を常に調整しなければなりません。
  • 運用の複雑さ: 輸送サイクルや保管条件(常温か温度管理下か)を完全に把握しておく必要があります。
  • 温度逸脱のリスク:
    • 冷蔵保管の場合: 製品が凍結する「低温逸脱」のリスクが高い。
    • 常温保管の場合: 製品が過熱する「高温逸脱」のリスクが高い。
  • 困難な大陸間ルート: 寒冷地から熱帯地域への輸送(例:DROM‑COM への輸送)は非常に難しく、出発時に凍結させずに到着まで十分なエネルギーを確保する必要があります。

3. PCM のメリット:効率性とシンプルさ

PCM ブリケットは、高価値または長距離の医薬品輸送における 業界最高レベルの標準 です。

PCM を 48 時間以上の輸送に選ぶ理由とは?

  1. 年間を通した単一構成:水とは異なり、PCM は季節に関係なく同じ梱包構成を使用できます。これにより倉庫作業が簡素化され、人為的ミスが減少します。
  2. 性能向上:温度逸脱のリスクがありません。PCM は設定した目標温度(例:+5°C、+22°C など)で安定します。
  3. 熱ハイバネーション:+2°C~+8°C の環境で保管されると、+5°C PCM ブリケットは固体状態を維持(エネルギー 100%)。「休眠状態」となるため、冷却能力を失うことなく前もって準備が可能です。

4. 比較表

特徴ウォーターゲル・ブリケットPCM ブリケット
放熱温度0°C 固定カスタマイズ可能、目的温度に合わせられる
理想的な持続時間24〜48 時間未満48〜120 時間以上
構成季節ごと(夏用/冬用で異なる)単一構成(年間通して同じ)
凍結リスク高い(0°C の冷却ショック)最小限
準備複雑(季節に応じて手順が変わる)簡単(標準化された手順)

5. コールドチェーンの専門的アドバイス

水系か PCM を選ぶべきかは、製品の温度感受性、予算、そして配送先によって異なります。EMBALL’ISO は単に箱を提供するだけでなく、世界中の輸送を安全に行うための熱管理の専門知識も提供します。

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